集合知の力、衆愚の罠――人と組織にとって最もすばらしいことは何か

集合知の力、衆愚の罠――人と組織にとって最もすばらしいことは何か

販売価格: 2,420円(税込)

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人々の間の相互作用から生み出される優れた洞察、「集合知」。それは「知らない」ことを受け入れることから始まる……。組織と学習の在り方を根本から問い直し、知と人間の本質を探究する一冊。  

だれもが必要とされる組織へ――真の「共創」への道を示す

集団での活動を通じて人は、しばしば個人では到底至らないような優れた知恵を発揮することがある。互いに耳を傾け、考えや思いを共有し、連帯を深める中で生まれる「集合知」。それを生み出すことができたとき、チームや組織は大きく前進する。だが一方で、人は集団になると傲慢になったり、不毛な対立を始めたりしがちなのも事実だ。この「衆愚の罠」に陥ることを避け、「集合知」を生み出すにはどうすればいいのだろうか? 本書は、企業改革、開発援助、スポーツ、医療、文芸、政治、宗教、文化人類学など、極めて多岐にわたるエピソードや知見をもとに「集合知」の謎を探究する。その中で見えてくるのは、だれもが互いに支えられ、互いに必要とされる集団の在り方だ。人と人とは切り離されて別個に存在しているのではない。――普遍的な人間性に目を向けて語られた味わい深い組織論。

人々の間の相互作用から生み出される優れた洞察、「集合知」。奇跡のような瞬間と、人と関わる喜びを伴うこの「知」は、「知らない」ことを受け入れることから始まる……。人はなぜ支え合うのか。集団に潜む罠をいかに回避するか。組織と学習の在り方を根本から問い直し、知と人間の本質を探究する一冊。

「集合知とは、集団やコミュニティ内での相互作用を通じて獲得される知識や洞察のことだ。さらに掘り下げて考えるならば、そこにあるのは人と人との“生きた結びつき”であり、地域や組織や世界における“頼り合い”である」(本文より)

「“知らない”ということこそが強みであり、表面的な答えを出す力よりも問う力のほうが大切であり、想像力とコミットメント、忍耐力、そして心を開き互いに信頼する力のほうが、長い目で見れば単なる“頭の良さ”に勝るのだ」――ピーター・センゲ(「序文」より)

[著者]
アラン・ブリスキン(Alan Briskin)
コレクティブ・ウィズダム・イニシアチブ共同設立者。カリフォルニア州バークレーのライト・インスティテュートで組織行動論の博士号を取得。著書にThe Stirring of Soul in the Workplace、共著書にDaily Miracles、共著書にBringing Your Soul to Workがある。1970年代から集団と集合体に関して研究する傍ら、体験学習をベースとする学校作り、グループホームの教育ディレクター、非営利団体のコンサルタントなどを務める。その後、企業や非営利団体に対する組織コンサルタントとして活躍。現在は各国で集合知に関するワークショップを主催している。

シェリル・エリクソン(Sheryl Erickson)
コレクティブ・ウィズダム・イニシアチブ研究責任者。メリーランド大学人間発達学修士、シモンズ・カレッジ都市部初等教育学修士。低所得世帯のコミュニティ開発プログラムや就学援助プログラム、初等教育プログラムなどに従事。その後、社会貢献からビジネスへと軸足を移し、リーダーシップ開発と組織変革に焦点を置く。現在は集合が変化を体験する場所や環境の関係性について研究している。

ジョン・オット(John Ott)
約30年にわたり集団変革の開発に従事。スタンフォード大学法学博士。紛争解決を目指す参加型集団プロセスの開発、幼児教育プログラムなどに関わる。多様な分野の非営利団体と手を組み、組織の問題解決の枠組みを探っている。コミュニティオーガナイザーとして低所得地域の住民を支援したことから集合知の分野に取り組む。共著書にCentered on the Edgeがある。

トム・キャラナン(Tom Callanan)
フェッツァー財団上級顧問。数多くの国際的プロジェクトに従事。また執筆活動、グループ・プロセス・ファシリテーターとしての活動や、社会変革活動にかかわる財団や組織のコンサルタントを務める。

[訳者]
上原裕美子(うえはら・ゆみこ)
1976年東京生まれ、筑波大学第二学群比較文化学類卒業、翻訳者。主な訳書は、Amy Shuen『Web 2.0ストラテジー』(オライリー・ジャパン)、ゲイリー・ハーシュバーグ『エコがお金を生む経営』(PHP研究所)、ノーム・ブロドスキー他『経営の才覚』(アメリカン・ブック&シネマ)、デイヴィッド・ヴィンジャムリ『直感のブランディング』(英治出版)、ジョン・ケイドー『生き残るためのあやまり方』(主婦の友社)など。
目次を見る序章 集合と知が変化を生む
第1章 集合知とは何か
第2章 集合知の出現を促すには
第3章 異なる世界観を生きる
第4章 集団を愚かにするもの
第5章 極性化した集団の悲劇
第6章 合意の幻想
第7章 無限の共創力
第8章 集合知を呼ぶ意識
終章 誰もが必要とされている

商品仕様

アラン・ブリスキン、シェリル・エリクソン、ジョン・オット、トム・キャラナン
上原裕美子
サイズ・製本 四六判ハードカバー
ページ数 256
発売日 2010/12/15
ISBN 9784862760982